うつ病は、誰でもなる。【ここはもしかしてブラック職場?と思ったとき】

evil-workplace メンタルタフネスをつくる

こんにちは!りっきー塾長です。

さて、「自分のメンタルが豆腐すぎて、わりと悩んだ」ということはありませんか?

私は約20年、社会で働いていますが、その間に、私を含めて10人以上の「メンタル病んだ」人を見てきました。

そのほとんどが、主に20代~30代の若い人でした。

そして、メンタルを病んだ人、その上司を含む周りの環境には、よく調べると「ある共通した特徴」があったのです!

 

今回は、「もしかして今、うまく機能していない、ブラック気味な職場やチームにいるのでは?」と思ったときどうするか?についてまとめていきたいと思います。

 

実際に私の周りで起こった事実をもとに、私が約50冊の精神医学書と社会心理学を学んだ内容もプラスして、紹介したいと思います。

実際にこの経験&知恵を活用して、私の後輩の「うつ病の入り口に立っていた人」を3人ほど助けた経験があります。ぜひ参考にしてみてください。

 

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うまく機能していないチーム(クソチーム)に入ってしまったとき

チームとしてうまく機能していないために、一部の人に物理的/精神的負担がかかってしまい、病むケースを見ていきます。

これは人の入れ替わりが激しかったり、一部のベテランがムードをかき乱したり、リーダーのマネジメント能力が低いなどの場合に起こります。

誰か特定の人がハラスメントをしているわけではないが、チームの雰囲気が停滞していて良くなく、しかもそれを組織的に改善しようというムードも無いor少ない。

こういう状態では、チーム内で生じた歪みのしわ寄せが、若手にいくことが多い。

 

停滞するチームで、若手に負担がかかる理由

なぜなら若手は発言権が弱く、またベテランの「ゴネル/スネル」という技も使えず、上司も若手になら無理を言いやすいからです。

さらにチーム内に余裕がないので、みんなで話し合って、仕事を改善していく、という生産性改善のサイクルが回りづらくなっている。

みな、目の前のタスクにかかりっきりなって、超短期的思考になってしまっている。

要するに明るい未来が見えづらく、またメンバー自身の成長も感じづらい雰囲気になっているということです。

 

ただ「住めば都」というように、そんな「閉塞感たっぷりの非効率集団」でも、慣れると、そこまで息苦しくない。

しかも悲壮感たっぷりに、長い時間仕事をしていれば「大変だね。がんばってるね」なんて、周りから慰めてもらえたりもする。

 

しかし特に若い人や社歴が浅い人にとっては、違和感と行き詰まり感を、ベテランの何倍も、痛いほどに感じてしまうわけです。

若い人ほど面の皮はまだそれほど厚くなく、感受性が豊かで、健全な危機感と、それに伴う成長志向が強いからです。

そしてその若い感覚は、今の変動する世の中においては、わりと正しいことが多い。

自分自身が仕事から学び、成長して変化したい、そうしないとヤバいぞ、という気持ちは絶対的に必要なのです。

 

機能しないチームに所属してしまったときの対処法

さて、機能しないチームに所属してしまった。この場合、どうするか?

私が若い人にオススメする方法は、

「空気を読まないふりをして、アホのふりして明るく振舞っちゃう」です。

 

まずは、できるだけ明るく、自らあいさつをする。

周りの返事が暗くてもor無くても、気にしない。

 

そして、積極的に「アホ」を丸出しにする。

賢そうに振る舞おうなんて思ってはいけません。

むしろ、自ら体を張って「ちょいとおバカネタ」を作りに行く感じで、「賢い」とは逆のキャラでいってしまうほうがいい。

 

若いあなたの感性は、暗く停滞するチームの常識とはかけ離れていることが多い。

逆にそれを利用して、あなた的にごく自然に振る舞うことで、自然な笑いを誘ってしまえばいいのです。

 

それは、嘲笑かもしれません。

でも、嘲笑でもいいんです。

彼らには、あなたのチームには、圧倒的に笑いが足りないのです。

上手くいっていないチームはかならず、笑いが危機的に不足しているのです。

だからあなたが、あえて「笑われる」ということが必要なのです。

 

環境が変わったら、一度まっさらに、すべて捨て去ろう

私も会社に入りたての頃は、「できれば人には笑われたくない」と思っていました。

特に、小ばかにされて嘲笑されるなんて、とんでもないことで、耐えられないと思っていました。

しかし会社に入れば、周りは全員「自分より仕事について詳しく、仕事ができる人」です。

この道何十年という、その分野で鍛えられた人ばかりです。

いくら自分がそこそこ高学歴で、粋がっていても、クソの役にも立ちません。

 

周りの人はたいてい優しく接してくれ、いろいろ教えてくれます。

しかし今度は「自分って思ったより、仕事ができない」ことを、発見してしまいます。

周りの先輩が「普通にやっていること、できていること、知っていること」は、自分でやってみると、軒並み遅いし、粗いし、そもそも知らないことだらけ。

 

結構な頻度で、文句を言われ、怒られ、指導されたりします。

その中で、反骨精神を持つことは大切ですが、自分に変なプライドがあったりすると、自分の足りない部分を素直に見つめ直すことができなくなります

だから、まず自分というものを、一旦「リセット」する感覚が必要になるのです。

 

新しい環境で生きていくために必要なことを学ぶためには、新しく知識と経験を詰め込んでいくための「スペース」が必要です。

人間の「頭のスペース」はいきなり増えません。

何かを増やしたいのなら、何かを捨てないといけない。

だから、「アンラーン(学んだことを捨て去ること)」して、今までの人生で頭に詰め込んだモノを、一度捨て去ることが必要なのです。

何もなければ、失うものもありません。

自分が何者でもなく、ゼロからのチャレンジャーだとしたら、周りに笑われても全く気になりません。

 

人間どうしても、「苦労して積み上げたもの」は、失いたくありません。

どちらかというと、少しも崩さず、減らさず、新しい環境でも、その積み上げの上に「さらにもっと高みを目指したい」と考えてしまうものです。

だから苦しいし、だからどんどん追い込まれるんですよね。

 

失いたくない、崩したくないと思うほど、「失うモノ」「崩れるモノ」にフォーカスしてしまう、という状態に陥ります。

自分の「プライドや積み上げたもの」を、人の言動や視線で失うのが怖いのなら、初めから捨ててしまえばいいのです。そうすれば、身も心も軽やかに、日々を過ごすことができると思います。

 

クソチームの中であなたにしかできないこと

そうは言っても正直、「わりとクソな環境だな、ここは」と思ってしまったとき、どうするか?

「逃げるは恥だが役に立つ」といって、逃げてしまうか?

いやしかし、まだ入ったばっかだし、辞めるのもなんか、ダメダメ人間、負け決定みたいでイヤだし・・・

そんなときは、「まあいつかはこんなところ辞めてやる」と心の中で思いつつ、しかしこのクソ環境でどうにかやってみるのも、将来の自分のためになるだろうと考え直し、ちょっと一発かましてやっても損はしないし、バチも当たりません。

ここでは、経済学の観点から、「価値がある」ということを深掘りしてみたいと思います。

どんなチームでも組織でも、そこで「価値のある人間」になれば、そのあとどういうキャリアを歩むにつれ、強みになると思います。

 

経済学からみた「価値がある」ということ

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世の中、需要に対して供給が圧倒時に不足していることがあります。

そして不足しているものは、ものすごく価値が上がる。これは経済学の大原則です。

不足しているものを供給してくれる人には、圧倒的な価値がつくのです。

 

あなたの職場に「笑い」「明るい雰囲気」が圧倒的に足りないのならば、あなたがそれを供給してあげればいいのです。

かといって、なにも芸人みたいに面白いことを言ったり、したりする必要はありません。

「若くちょっとおバカなあなたらしさ」を全開にすれば、それで笑ってもらえます。

ムリをしてキャラを創る必要はありません。

逆に、ムリをして猫をかぶっていたのを辞めてしまえ、ということです。

 

そしてこれはある程度若く、経験が浅くないとできない技なのです。

ベテランがこれをやると、眉をひそめられる可能性が高い。

「いい年して、常識と見識と良識がないのね、あの人は」と言われて終わりです。

繰り返しますが、ワガママになったり、無礼に振る舞えということではありません。

ピュアなあなたのひたむきさとか、若いがゆえの「ちょっとしたドジ」を隠さずに、オープンにしていこうということです。

 

私が2年目にしたおバカな話

私は入社2年目の時に、チームを明るくしてみようと、課員全員の顔写真をデジカメで撮り、趣味や好きな音楽などプロフィールをインタビューしてまとめて、小冊子を作りました。

そしてそれを課員全員に配りました。

先輩たちに「ヒマ人か?おまえ」と言われましたが、課長含めてプライベートな情報を結構乗せたので、それはそれでなかなか面白い読み物になりました。

それをツマミに、しばらく飲み会でも盛り上がることができました。

 

チームの雰囲気を変えるのは、いつでも「若者、経験が浅い人」です。

そのチームには今まで存在しなかった「異物」が入ってくることで、チームが活性化するのです。

だからあなたは、チームにとっての「異物」にならないと、本当の意味では価値がないということです。

 

「私、なんか今の部署で浮いてるんです・・・」

もしそう思ったら、それはあなたがきちんと「価値を持っている」という証拠です。

いい意味で、浮きまくりましょう。

周りへの感謝や配慮を忘れずに、あくまでチームの活性化のために「異物を演じる」

その分、行動量も苦労も受ける嘲笑の量も多くなりますが、その経験は必ず、あなたの将来に生きてきます。

 

書き留めろ。人間は忘れる動物だ。

そしてもう一つ大切なことがあります。

今感じている「違和感」と「意見」は、必ず忘れずに、書き留めておくことです。

いくらあなたが頑張っても、上司やチーム長が動かない場合、チームが変わらないことがある。

そのもどかしい思いと、「違う!」という違和感は、あなたがしかるべき立場になったときに、倍返しで実行してやればいいのです。

 

そのためにも、今のピュアな「オピニオン」を忘れないことです。

そのためには、書いて残しておくことです。

人間は悲しいかな、いいこともわるいことも、すべて忘れてしまう動物です。

もし今、哀しい、悔しい、おかしいという違和感や怒りを感じているのなら、それを書き留め、忘れずに持ちづつけ、そして「あなたと同じ思いを、5年後、10年後のあなたの後輩にはさせない」

これが、あなたにできる、最大のリベンジなのです。

 

まとめ
  • クソチームでは、哀しいかな若手と経験の浅い人に負担がいく
  • その中で生き抜くためには、嘲笑されても「バカのふり」を貫け
  • 新しい環境では、今までの常識と経験をすべて捨ててしまうことが大切
  • 新しい環境で生きるためには、頭の中の「リセットボタン」を押そう
  • 周りに”圧倒的に少ないもの”を提供出来たら、あなたの価値になる
  • 書き留めろ!言語化しよう!人間は良いことも悪いことも忘れる動物だ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ではまた!

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